Call of Duty: United Offensive(コール オブ デューティ:ユナイテッドオフェンシブ)は、コール オブ デューティの拡張パックで、2004年9月14日にリリースされた。Pi Studiosの協働のもとGray Matter Interactiveが開発しアクティビジョンから発売。コール オブ デューティ ユナイテッドオフェンシブはPC専用である。
キャンペーン[]
このゲームは、第二次世界大戦における連合軍の主要三国を軸に展開するシングルプレイヤーミッションを特徴としている。登場人物は、アメリカのスコット・ライリー伍長、イギリスのジェームズ・ドイル軍曹、ソビエトのユーリ・ペトレンコ二等兵である。このゲームには、バルジの戦い、クルスクの戦い、シチリア島侵攻といった歴史的な戦いも含まれる。オリジナル版と違うのは、戦闘機によるオンレイルミッションで、プレイヤーはB-17空中要塞のRAF戦隊を護衛するため、数台のM2ブローニングマシンガンを使用する。戦隊は、敵のドイツ空軍に対し、ナチス支配下にあるロッテルダムの工業地帯における初の日中海峡横断爆撃を試みるのであった。ゲームには、いくつかの新アビリティが追加された。軽量マシンガンの装備、火炎放射器の使用、全力疾走(主人公はより速く走れるが、銃は撃てなくなる)、またグレネードを「すぐに投げない(投擲までにある程度の時間を稼ぐ)」ことが可能になった。
ユナイテッドオフェンシブにおける最大の変更点は、マルチプレイヤー機能にある。オリジナル版よりもはるかに広大なマップ、シングルプレイヤーキャンペーンからの新たな武器、ポイントを多く稼いでボーナスを獲得できる階級システム、戦車やジープといった車両などである。
マルチプレイヤー[]
新マルチプレイヤーモード[]
ユナイテッドオフェンシブには3つの新たなマルチプレイヤーモードが加わった。ドミネーション、ベースアサルト、キャプチャー ザ フラッグである。
・ドミネーション[]
制圧の目的は、マップ上のすべてのコントロールポイントを獲得することである。通常、少なくとも5~6つのコントロールポイントがマップ上の戦略的重要地点に点在している。コントロールポイントを獲得するには、近くに敵がいない状態でその地点に立たなければならない。一定時間が経つと、味方チームによりそのエリアは制圧される。コントロールポイントを獲得することができれば、総スコアにポイントが加算される。勝利を収めるためには、タイムオーバー時により高いスコアを獲得するか、マップ上のすべてのコントロールポイントを獲得しなければならない。
・ベースアサルト[]
ベースアサルトでは、敵側の基地を破壊するために、チームは戦車や大砲などの武器を使う必要がある。マップ上には、両チームが攻防する基地が3つずつある。掩蔽壕(えんぺいごう)に十分なダメージを与えると、基地は破壊されないが歩兵部隊の攻撃に対して無防備になる。掩蔽壕を完全に破壊するには、プレイヤーは攻撃に晒された基地に忍び寄り、爆薬を仕掛けなければならない。その爆薬で基地を破壊するためには、敵が爆薬の信管を抜き取るのを阻止しなければならない。チームは、タイムオーバーになる前にほぼ全ての掩蔽壕を破壊するか、敵チームの掩蔽壕を全て完全に破壊すれば勝利できる。基地奇襲では、基地破壊に戦車ではなく対戦車武器や梱包爆弾しか使ってはならないよう変更された。
・キャプチャー ザ フラッグ[]
もっとも古典的なゲームモードがキャプチャー ザ フラッグである。両チームともに守るべきフラッグが存在する。このモードの目的は、敵のフラッグを奪ってプレイヤー自身のものとしてポイントを稼ぐことである。フラッグを無傷の状態で保持しているときに得点が獲得できる。例えば、プレイヤーが敵のフラッグを奪い、敵もプレイヤーのフラッグを奪った場合、どちらかがフラッグを奪還するまで得点できない。一定数のフラッグを奪取するか、ゲーム終了時にほぼ全てのフラッグを保有していれば勝利できる。
ランク[]
コール オブ デューティ:ユナイテッド オフェンシブ では、スコアが上がるほど能力が高くなるランキングスコアが存在する。10ポイントごとにランクが上がる。各ランクは下記の通り。
敵を殺す以外に、物の破壊・保護、旗の入手・保護、味方の旗を持つ者のアシストなど、ポイントを稼ぐ方法が他にもある。ゲーム内のランクは各マップごとにリセットされ、持続されない。